Habitare2017レポート

2017年11月19日

2017年9月13〜17日にヘルシンキのMessukeskusにて開催されたHabitare(ハビターレ)に行ってきました。

1. Habitareとは

Habitareは年に一度行われるフィンランド国内最大のインテリアとデザインの展示会です。 今年の出展企業はヨーロッパ各地から420社、来場者数は55,964人、テーマは『明日の家』でした。 安全であること、暖かいこと、そして愛されていることを感じられる場所や精神状態を指し、それが人生の多忙さと変化に均衡をもたらすのだそうです。家の居心地の良さを大切にする実にフィンランドらしい考え方だと思います。

2. 今年のメインゲストはMuji

今年のインターナショナルフレンドと呼ばれるメインゲストとして無印良品の金井政明氏が招待されスピーチされた他、Mujiのポップアップショップと建物のブースが置かれました。

Mujiのブースは最も混み合っており日本ブームの継続とミニマリズムの人気を垣間見た気がしました。 11月初めには、今年のクリスマスシーズンにMujiのポップアップショップがヘルシンキにオープンすると発表されました。このニュースがハビターレのFacebookページに掲載され、その投稿に400超のリアクションが付いているところを見てもMujiがフィンランドの人々の心をつかんでいる様子がうかがえます。

3. 今回の展示について

ハビターレ参加企業の製品は家具や照明からデザイン小物やテキスタイルまで多岐にわたり、家の居心地の良さをアップさせるデザインに加え、環境に配慮した製品が多く見られました。2015年のハビターレにも一般来場者として足を運びましたが、今回は2015年度よりも色や形の奇抜さが抑えられたミニマルなデザインが主流のように感じました。

ハビターレと同時開催で、Antiikki - アンティークとヴィンテージのアート展、HighEnd Helsinki -フィンランド国内最大の音響と映像のデバイス展、Forma - ライフスタイル製品の商談会、Showroom - デザイン、空間デザイン、照明の商談会の4イベントがあり、一般来場者は入れない企業向けのFormaとShowroomにも行きました。

4. さいごに

日本未進出の企業の方々とお話ができ、実りある訪問になりました。今回は勝手が分からず控えめに撮影をしてしまいましたが次回参加する際は一眼レフを持って行き、気になった物をたくさん撮影しようと思います。