Habitare 2022レポート

2022年11月15日

2022年9月7日〜11日にヘルシンキのMessukeskusにて開催されたフィンランド国内最大のインテリア&デザインの展示会Habitare(ハビタレ)に行ってきました。Reimagine - Mielikuvituksen aikaのテーマで開催された今回の来場者は34,500人でした。

トレンド展示のSignals

今回のメインといえるのはインテリア、生活、デザインの今後のメガトレンドを展示したSignals。

2022年の印象

今回の展示は、もともと北欧デザインに共通している飽きのこないデザインが、さらにモダンに洗練され、実用的な製品が多い印象でした。エコの観念が根付いていることが背景にあるのではないでしょうか。奇抜だったり過度な装飾は控えめで、オリジナリティはあるものの落ち着いたデザインが多かったです。

今回はフィンランドの伝統工芸である「ryijy」という織物のタペストリーをモチーフにした装飾品を多数見ました。伝統のものは長方形のラグ状が一般的ですが、今年のHabitareでは、Signalsにもあった花の形や、幾何学模様といった新しい形のものもあり、模様や色もさまざまでした。

エシカルコーナーの展示もあり、フェアトレードや国産製品も取り上げられていました。

洗練されたイベントスペース
洗練されたイベントスペース
ムーミン博物館によるキッズスペースもあり
ムーミン博物館によるキッズスペースもあり

写真:Ikada