HSLの新ゾーン分けによる"Whim"の変化

2019年05月06日

はじめに

2019年4月27日にHSLが公共交通機関の運行エリアを新しくゾーン分けしたことにより、Whimの仕様と料金も変更になりました。参照: HSLの新ゾーン分けによるきっぷの変化

1. 新ゾーン導入後のWhimアプリ

下はWhimアプリの新UIのスクリーンショットです。

画像左は有効なきっぷの一覧で、上の例では1つ利用中です。同行者用のきっぷを買えば、ここに2枚3枚と表示されます。きっぷの購入は、真ん中下のWhimのロゴをタップし右の写真の購入画面から行えます。

有効なきっぷは緑色で表示されるので、タップするときっぷの詳細が出てきます(画像中央)。この例では大人のABゾーンの30日Season tikcket(定期券)を購入していて、やめる手続きをしなければ自動で更新されます。

フィンランドには改札がないので、検札員がチェックに来た時のみきっぷを見せる必要があります。検札員が来たら真ん中の画面を出し、その一番下にある"Ticket Inspection"をタップし、出てくるQRコードを見せます。

2. 変化

新ゾーンになり、定期券利用者は追加ゾーンチケットが買えるようになりました。しかし2019年5月6日現在Whimのアプリではまだ対応しておらず追加ゾーンチケットの購入はできません。※ 5月30日のアップデートで購入可能になりました。

月額料49ユーロだったWhim UrbanはWhim Urban 30に変わり、HSLの値上げに伴い62ユーロになりました。Whim Urbanは、"1回券利用し放題"で毎回きっぷの購入画面から購入するシステムで、ユーザーから不評でしたが、Whim Urban 30では定期券になり、定期券の購入後は一切の購入手続きが不要になりました。

ゾーン変更前のWhimについての記事: MaaSのWhimを利用してみました

上画像はWhim新プラン。


写真: whimapp.com, Whimアプリ