シェア電動スクーターに乗ってみました
はじめに
5月に記事にしたヘルシンキで新ブーム!シェア電動スクーターに乗ってみました。私が乗ったのはTier社の緑色のスクーターです。手順は上記の記事の通りで、いざ出陣!
1. 乗車時の気持ち
足で軽く助走をし右手親指でアクセルレバーを押すとブイ〜ンと車体が進む!慣性力!体が置いていかれる〜!
工事中の砂利道や石畳の衝撃が強い!ガタガタ揺れると倒れそうになる。自転車専用レーンがあると道がスムーズでホッとする〜。
2. 操作の感覚
Tierのスクーターには上の写真の通りスピードメーターがついています。制限速度20km/時を守るようルールが設定されているのですが、何せ運転に必死で手元を見ている余裕などありません。常に進行方向や歩行者を見ていないと事故を起こしそうで怖いです。
Tierのブレーキは自転車のハンドブレーキと同じで操作しやすかったですが、レバータイプのアクセルが想像以上に勢いよくかかり、慣れが必要だし、スピードコントロールが非常に難しいと感じました。
ヘルシンキの街中は石畳が多く、小さい坂も多いのでバランスを崩しやすい場所がたくさんあります。自転車専用レーンが整備されている道もあればないところもあるし、自転車専用レーンでは当然のことながら自転車や他のスクーターもビュンビュン走っているので衝突の危険もあります。
3. 今後は
身の危険をひしと感じたので、次に乗るときは絶対にヘルメットを着用したいし、転んだ時のために膝のプロテクターも付けたいと思いました。
フランスとスウェーデンでは電動スクーターの死亡事故があり利用制限がされています。フィンランドでは死亡事故は起きていませんが、毎週3〜4人はケガを負いTöölöにある病院に運ばれ手術を受けていると新聞で報じられています。Yleの記事はこちら(フィンランド語)
事故の原因でもあるスピードの出し過ぎや、邪魔なパーキングの仕方など、問題点がたくさん噴出しているシェア電動スクーターですがこれからどうなっていくでしょうか。
写真:Tier